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必ずしも腹式呼吸はベストではない

腹式呼吸と胸式呼吸

私たちは概ね、この二つの呼吸を使って生活をしています。
ですが、

「今からは腹式!」、「あとで胸式を使おう!」
と、予め呼吸を決定して息をすることはほぼありません。

私たちは、多くの瞬間、無意識に呼吸を選択しています。


眠っている時、私たちは深い呼吸の
「腹式呼吸」を使っています。
走っている時、私たちは循環の早い
「胸式呼吸」を使っています。

そして「腹式呼吸」は、歌唱において最も適した呼吸として知られ、
「胸式呼吸」は適さないとして知られています。

しかし、私は必ずしも「その通り」とは思いません。


確かに、腹式呼吸は身体への負担も少なく、歌唱に適しています。
私自身、腹式呼吸を使用して歌唱していますし、
普段から日々の暮らしのほとんどが腹式呼吸で慣れています。

これは、
「私の歌いたい声質」では、「腹式呼吸が有効」ということです。


他でボイトレを習っていた方
また、
自己流の勉強で、本やサイト記事をみて来てくださった方
からよく相談されるのが、

「腹式呼吸で歌うと、合唱みたいになる。」
とか、
「もっと可愛く歌いたいのにごっつくなるのが嫌だ。」
などです。
歌唱のトレーニングでは、「腹式呼吸」を最初のレッスンに当てるトレーナーが多いです。
呼吸はエネルギーの源ですから、それは正しいことのように感じます。

しかし、呼吸にも「程度」が存在します。

オペラとポップスでは、出したい声質がまず違います。

なのに、腹式呼吸の指導では
「大きく息を吸って、吐き切る」とだけ習います。

「程度」の概念がないままスタートすると、
元々「腹式呼吸」に抵抗のない方は「吸いすぎ」を起こし、
「自分が理想とする程度から大幅に超えた太い声」が発せられるのです。

(大前提として、一度一番深くまで腹式呼吸が扱えるよう鍛錬し、知っておくこともとても大切です!)


大切なのは、「どんな声で歌いたいか」です。


ポップスは「胸式呼吸」で歌っているものがとても多いです。
近年、さらにその傾向が顕著な気がしています。

「耳馴染み」や、「繊細さ」「子供っぽさ」「あどけなさい」など
現代の日本人は「少年少女が歌うような軽やかな歌声」が好きな傾向ですよね。

また、男性の歌声の高音化。
ただ高音になっているというよりは、「女性のような」というか、
「中性的な」声となっている傾向です。
子供の声って、軽やかで可愛いですよね。
子供は「胸式呼吸」です。
呼吸が浅く、早く、大人にはない魅力を持っています。

男性と女性で言えば、女性は「胸式呼吸」の方が多いです。
ボイトレで「腹式呼吸の取得」に苦労しがちなのは女性だったりします。


そうです。
今、「欲しい声がどんな声質なのか」を考えるのが大切です。


もちろん、「腹式呼吸」「胸式呼吸」どちらも理解して、
どちらも使用できて、どちらか選択できるようにしておくことは大前提として大切です。
「できないことはやれない」ので、
「やれることは増やしておく」方が良いです。

この曲は可愛いから、「胸式呼吸」を織り交ぜて見よう。
・・やっぱり苦しいから「腹式呼吸」にしてみよう。
・・・ちょっと太すぎるから「少し浅目の腹式呼吸」にしよう。
・・・・いや、「胸式呼吸」を強化した方がいいかも?

など、考えて様々なケースに慣れておいてください。

我々が普段それを無意識に選択するように、
イメージしていれば、未来をしっかり想像していれば、
鍛錬をしていれば、そのうち「呼吸」は付いて来ます。

「考えなくても扱える」ようになるのです。



自分がどのくらい呼吸を扱えばいいのか、わからない場合はご相談ください♩

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